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ワイヤーメッシュデミスター 設計資料

操作速度(許容速度)

1)Allowable Maximum Gas Velocity

最大許容流体速度は下式により求められます。

最大許容流体速度

2)Operating Velocity

通常、操作速度は最大許容流体速度の90%以下のところが最も分離効率は良好であります。

操作速度

一定の条件下でWire Mesh Demisterに送られる流体の許容速度は種々の要因により決定されます。
すなわち、

  • 1
    気体及び液体の密度
  • 2
    液体の表面張力
  • 3
    液体の粘度
  • 4
    Wire Mesh Demisterの特殊表面区域
  • 5
    液体飛沫荷重
  • 5
    懸垂した固定物

などであります。これらの要因のなかでも液体および気体の密度が速度の設定に最も著しく影響を与えます。

捕集効率

1)ミストの捕集 Efficiency(Ef)

ミストの捕集 Efficiency(Ef)は下記の経験式により算出されます。

ミストの捕集 Efficiency(Ef)

2)デミスター充塡層厚(t)と捕集効率(Ef)

Fig.8には水分飽和空気(30℃、1atm)によるミスト(水液体)径が5μのときの各線速度におけるDemister充塡層厚t(またはDemister 充填層数N)と捕集効率の計算結果を例示しました。

デミスター充塡層厚(t)と捕集効率(Ef)

3)ミスト径と捕集効率

ミスト径と捕集効率

圧力損失

Pressure drop(△P)は下式により計算しますが、fig.10に例示しましたように圧力損失は極めて低い値であります。

>1)Pressure drop(△P)

各種styleにおける圧力損失

設計計算に必要な資料

Ⅰ.装置名、ご使用目的

1)装置内径
2)装置断面積

Ⅱ.GAS

1)物質名および組成
2)分子量
3)流 量 ㎥/Hr or N㎥/Hr
4)密 度 ㎏/㎥ or ㎏/N㎥
5)粘 度 poise (g/cm・sec)

Ⅲ.MIST

1)物質名
2)分子量
3)密 度 ㎏/㎥
4)径   μ

Ⅳ.使用条件

1)温 度 ℃
2)圧 力 ㎏/㎠ or atm or mmHg

Ⅴ.DEMISTER

1)希望効率 %
2)許容圧損 mmAq
3)スタイル
4)材質
5)サイズ

ご照会、ご注文に際して

ご使用目的に最も適したstyleを選択するために、できる限り上記の諸条件を詳細にご指示くださるようお願いします。
勿論、機密事項は絶対に厳守いたします。